シングルマザーになった私は、
娘と生きていくために自宅から近い病院で働き始めました。
5年ものブランクがあり、
人間関係や仕事が覚えられるか、不安ばかりでした。
人一倍覚えないといけないと思い、
誰よりも早く出勤し仕事を一つ一つ覚えていきました。
朝も早く起こし、
保育園の開園と同時に、
大泣きする娘を先生に預けて出勤し、
帰りは閉園ギリギリにお迎えの日々を送っていました。
残業が予め分かれば、
昼休憩に娘を保育園に迎えに行き、
そのまま病院の託児に預ける日もありました。
残業や休日出勤をこなし、
子育てしながら仕事をしていましたが、
いつしかプツンッと糸が切れたように
心身のバランスを崩してしまいました。
人間関係も仕事内容も
嫌じゃなかったのに。
「こんな一所懸命なのに、誰もわかってくない」。
いつしか、こんな風思うようになり、
頑張っても報われない、
お給料が増えるわけでもない。
現実に絶望しました。
娘の寝顔を見ながら、
「これじゃいか〜ん!!」って、
真剣に、
娘との時間と働き方を考えるようになりました。
娘が小学生になった時、
「おかえり」と、言って迎えてあげたい…
そんな想いから…